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【第4話】川崎宿のグルメを堪能!江戸から愛されたパワースポットが?!

第四話は川崎宿へ!

多摩川を越えて神奈川県に突入
みんなに愛されたご当地メシ 奈良茶飯が復刻版になって帰ってきた
地ビールのラベルに描かれたイチョウの秘密にびっくり?!
かの有名な『六甲おろし』は、川崎で生まれた…??
川崎フロンターレだけじゃない!
ギュッと凝縮された川崎宿の魅力

川崎宿

東海道第2の宿場。当初は正式な宿場として定められていませんでしたが、品川宿と神奈川宿の距離が往復十里と長く、伝馬の負担が大きかったため、1623年に設置されました。

川崎の名物旅籠 万年屋

川崎宿の旅籠のなかでも万年屋は、旅人や川崎大師に参詣する厄年の男女が立ち寄ったことで特に繁栄しました。お江戸日本橋で「六郷渡れば 川崎の万年屋 つるとかめの米まんじゅう」 と歌われるほどの賑わいだったそう。東海道中膝栗毛の主人公、弥次さん喜多さんがここで食べた奈良茶飯は一躍名物となり、江戸後期には大名も訪れるようになったとか。その後、皇女和宮様や、米国駐日総領事ハリスも立ち寄ったほどです。きっと龍馬も奈良茶飯に舌鼓を打ったのかもしれませんね。

川崎の育ての親 田中本陣跡

江戸時代、幕府は諸大名に参勤交代をさせるため、東海道五十三次の宿場毎に本陣を構えました。この田中本陣は、川崎宿に3つあった本陣の中で最も古く、主人の田中休愚は、本陣、名主、問屋の三役を兼務し、今日の川崎の発展の礎を築くなど数々の功績を残しました。

クラフトビールを飲むなら! 東海道BEER川崎宿工場

明治時代からガラスや建具を扱ってきた会社・岩田屋さんが、地元川崎を盛り上げようと、2018年12月にオープンしたそうです。この日はあいにく店舗がお休み・・・と思ったら、撮影のために特別にお店を開けてくださりました!

川崎のパワースポット…? 稲毛神社

稲毛神社に到着しました。境内には樹齢1000年といわれる大銀杏が御神木として祀られていました。この大銀杏の周囲を回りながらお願い事をすると願いが叶うと言い伝えられているそうです。戦時中の大空襲をも乗り越えた生命力を宿す大銀杏から強いパワーをもらえることでしょう!

川崎宿の目抜き通り いさご通り

江戸時代から川崎の中心として旅人や商人たちで賑わった「旧東海道いさご通り」。この通り沿いに、田中本陣に並ぶもう一つの本陣が構えられていました。この本陣を務めた佐藤家の末裔 佐藤惣之助は、かの有名な『六甲おろし』を作詞するなど昭和歌謡曲の発展に貢献した人物として、その名を残しています。詩人・作詞家として活躍した佐藤惣之助の生誕の地にちなんだ野外ライブ「街角ミュージック」が毎月開催されています。

箱根駅伝「花の2区」へ

現在私たちが歩いている鶴見市場駅のあたり、旧東海道に並走している国道15号線沿いには、箱根駅伝の鶴見中継所があります。大手町をスタートした1区のスピードランナーから、「花の2区」へと襷がつなげられる地点。23.1kmという長い区間にさまざまなドラマを見ることができます。この先、観客の多い横浜市街を走り抜けると、待ち構えるのは難所 権太坂、次の小田原中継所までのラスト3kmは激しいアップダウンが続きます。このため、勝負の要となるエースが集う区間として「花の2区」と謳われています。失速してしまう選手や反対に「ゴボウ抜き」してしまう選手など、今までの箱根駅伝の歴史の中でも各校のエースによる熾烈な争いが繰り広げられてきました。

鶴見橋関門

横浜開港によって多発した外国人殺傷事件を取り締まるため、幕末に設置された見張番所です。川崎宿から保土ヶ谷宿の間に20か所も設けられていたそうですよ。