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【第22話】50里突破!お茶の聖地ならではのスイーツ!

第22話はお茶の聖地 藤枝へ!

田中城下屋敷で大好きな家康を偲ぶゆぴ…
いざ藤枝宿の中心部に進むと、
立派な松や美味しいお菓子など見どころ盛りだくさん!
そして、十返舎一九が持ち歩いていた貴重なお宝を発見と思いきや…?
○○を持ち歩いて旅していた驚愕の事実とは?!
あの有名抹茶スイーツのお店「ななや 本店」に寄り道しつつ
向かう先には…なんとギネス記録をもつ観光地!

藤枝宿

江戸から数えて22番目の宿場、藤枝宿は、田中城の城下町として、また、田沼街道で塩の産地である相良と結ばれていたことから商業地としても栄えました。
歌川広重の浮世絵には、問屋場で人足と馬の交代の様子が描かれています。馬の背に荷物を積み替える、早朝のあわただしい宿駅の様子が伝わってきますね。

史跡 田中城下屋敷

田中城は、徳川家康が鷹狩りの際に度々滞在したと伝えられています。本丸を中心に、同心円状の堀が4重に巡らされた、全国的にも珍しい城郭が特徴でした。
現在は水堀と石垣がわずかに残るだけですが、江戸時代後期の
田中藩主・本多家の庭園であった下屋敷の跡に、本丸櫓を含む
ゆかりの建物が移築・復元されました。日本遺産構成文化財のひとつになっています。

熊谷山 蓮生寺

『平家物語』で有名な熊谷次郎直実にゆかりのある寺院です。
直実は、鎌倉幕府 初代将軍の源頼朝に“日本一の強者”とまで言わしめた武士でしたが、世の無情を感じ出家を決意。その後、京にいた直実は、母の見舞いに東国に帰る道すがら、訳あって藤枝に立ち寄りました。その際、直実の法力に畏敬の念を感じた福井氏が、直実の弟子となり開山したのが、熊谷山 蓮生寺です。

旧藤枝製茶貿易商館

明治時代、清水港から茶の輸出が始まった際、茶の加工は外国資本に独占されていました。そこで、直輸出ルートを切り拓くべく、明治35年に藤枝製茶貿易株式会社が創立されたのです。この建物では商談などが行われていました。

紅家 紅粉屋久右衛門

藤枝宿の東海道沿いにある紅家さんは、江戸時代初頭に創業。文献によると、田中城にお菓子を納めていたという格式高い
御用菓子司でした。今も、昔ながらの
製法で作られるお菓子は地元の人々に愛されています。

ななや 藤枝本店

静岡抹茶を惜しげもなく使ったスイーツを展開するお菓子屋さん。なかでも有名なのが、本格的な抹茶ジェラート!
抹茶の濃さを7段階に分けたジェラートを食べ比べることができるんです!
ほかにも大福、まんじゅう、チョコクッキー、ロールケーキなど
バラエティ豊富に取り揃えています!

島田宿

大井川の東側に位置する 島田宿。「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ 大井川」と詠われたように、東海道の難所を控える宿場でした。そのため、雨による川の増水で川越えが禁止されると、旅人が足止めされ、さながら江戸のような賑わいをみせました。雨が長引くと滞在費や遊興費でお金が底をつくなんてこともあったんだとか…。

蓬莱橋

大井川に架かる蓬莱橋は、茶業が盛んになった
明治初期、農業用の橋として造られ、ギネスブックにも認定さ
れている世界一長い木造歩道橋です。 
長い木=長生きの橋、全長897.4メートル(やくなし=厄無し」の語呂合わせで、縁起のいい橋として大人気のスポットです。