【第31話】東海道イチ美しい松並木を探索ぅ~!
第31話は、吉田城から田楽食べて御油の松並木へ!
本陣・脇本陣が集まっていた宿場の中心地から出発し
吉田宿を象徴する吉田城と豊橋(とよばし)を巡ります
この2カ所は歌川広重の浮世絵にも描かれていますが
今はどんな風景になっているのでしょうか!?
ご当地グルメは、江戸時代から200年以上の歴史をもつ
老舗「きく宗」さんの菜飯田楽をいただきます
家康公が愛した三河の味、八丁味噌を使った名物料理は
濃厚味噌と菜飯の相性バツグンで、もう箸が止まらな~い!
この日は一里塚を一気に抜けて御油宿まで踏破
東海道一美しいと言われる御油の松並木を歩きます!
吉田城
1505年(永正2)今川氏配下の牧野古白が築城し、戦国時代の争乱の中、
吉田城は今川氏、武田氏、松平氏など名立たる戦国武将による激しい
争奪戦のすえ、1564年に松平家康、のちの徳川家康が今川氏を攻め、
攻略した城です。吉田城の石垣は、名古屋城を築城した際の残石を
転用したものだと言われており、築城工事を分担した大名の刻印が
彫られた石垣(石垣刻印)が60個近く確認されています。
豊橋公園
広い敷地の中に、吉田城跡をはじめ、美術博物館や文化施設、運動場、
競技場などがあります。春には桜がきれいなんですって!
菜飯田楽きく宗
文政年間に創業し、約200年以上にわたって変わらぬ味を守り続け
ている老舗。自家製豆腐に秘伝の味噌をぬり、こんがりと焼いた田楽
と細かくきざんだ大根の葉を混ぜ合わせた菜めしは、江戸時代と変わ
らぬ味です!
豊橋(とよばし)
京都から来た旅人は、豊橋(とよばし)を渡って吉田宿に入りました。
歌川広重の浮世絵にも、吉田城と一緒に描かれています。
吉田宿は、伊勢や江戸への航路の起点として栄え、三河における最大の
湊でした。その名残は、吉田湊跡、船町と高札場跡、吉田宿船会所など
豊橋のたもとに残っています。
姫街道
東の見付宿から浜名湖を回り込み、本坂峠を越えて西の御油宿に抜ける、
東海道の脇往還です。当時、女性の旅人を厳しく取り締まった新居関所や、
海沿いの渡船を嫌った多くの女性が、東海道を避けてこの迂回路を選んだ
ことから姫街道という名前が定着したと言われています。
御油宿
江戸から数えて35番目の宿場町。姫街道との追分宿としても栄え、隣の
赤坂宿と距離が近いことから、旅籠同士が客を奪い合っていました。
歌川広重の浮世絵では、留女(とめおんな)と呼ばれる旅籠の女が旅人を
無理やり自分の旅籠に引き込むさまが描かれています。
御油の松並木資料館
入口にある大きな松の根は、徳川家康が東海道に植えた最初の松と言われ、
樹齢約400年の立派な三河黒松です。館内には江戸時代の旅装束や歌川広重
の浮世絵版画、高札など、かつての御油の宿場町の様子を知ることができる
貴重な資料が数多く展示されています。
御油の松並木
御油宿と赤坂宿のあいだの600メートルにわたって約300本の松の大木が
並んでいます。現存している旧東海道の松並木の中で、最も美しいと言われ、
昭和19年、国の天然記念物に指定されました。大きな松が日差しを遮って
くれるので、心地よく歩き旅ができる道になっています!