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【第24話】日坂に伝わる伝説の石ってなに!?

第24話は 東海道三大峠を越えて日坂宿へ!

朝から急坂の出現にゆぴ悶絶…
坂の入り口にいる「すべらず地蔵」にご挨拶!
いろんな意味ですべりませんように…(切実)
ところが、ゆぴはちょっとご機嫌ななめ?
それもそのはず、お目当ての名物わらび餅がない!どこにもない!
緑いっぱいのみずみずしい茶畑が一面に広がる、
まるでCMの世界だけど、 わらび餅がないのが悲しい…
小さな宿場町 日坂宿に詰め込まれた歴史を堪能!
それも束の間、日坂を出ると予期せぬ雨…そろそろ梅雨入り?
一体、歩き旅はどうなっちゃうの~!

金谷坂

もともと、金谷坂は急坂なだけでなく、雨が降ると道がぬかるむ
危険な坂でした。そこで、江戸末期の街道整備の際に、ザラついて
滑りにくい山石を使って石畳)が敷かれました。
明治以降に道路の舗装で大半は失われてしまいましたが、平成3年、
町おこし事業として、430mの石畳が復元されました。

菊川坂

県指定文化財にもなっている菊川坂は、少し隙間を空けながら大小
の山石を組み合わせて敷かれており、約150年以上前に敷設された
ものと考えられています。

小夜の中山峠

箱根峠・鈴鹿峠とともに東海道の三大難所のひとつと言われました。
現在では道が舗装され、道中、一面に広がる茶畑は絶景です。

日坂宿

江戸から数えて25番目にあたる日坂宿は、由比宿や丸子宿と並ぶ
小さな宿場町でした。日坂の人々は、峠を控えた旅人に名物のわら
び餅や、足痛み止めの薬などを売っていたのだそうです。

夜泣石

小夜の中山峠にある、夜に泣く石の伝説は、遠州七不思議のひとつ
に数えられています。その昔、身重の女性が出先で陣痛に見舞われ
苦しんでいると、通りかかった男に金品を奪われ殺されてしまいま
した。亡くなった女性はそばにあった丸石に霊として乗り移り、傷
口から生まれた我が子を心配して夜毎泣いていました。ある日ここ
久延寺のお坊さんが石の泣き声に気付き、その後赤ん坊に飴を与え
ながら大事に育てたのだそうです。
久延寺に置かれているこちらの夜泣き石は昔からあるものではない
のですが、数々の浮世絵に夜泣き石と思われる大きな石が描かれて
おり、昔からこの土地に馴染みのある伝説であることがわかります。

萬屋

幕末期としては中規模の旅籠で、もっぱら庶民の宿だったそう。
現在も「みせ」や「帳場」が残されています。